点検表・設備保全記録のデジタル化と集計をClaude Codeで進める事例
紙の点検表や設備保全記録の集計に手間がかかっていませんか。Claude Codeを使って点検・保全記録をデジタル化し、集計や異常の抽出まで補助する進め方を製造業向けに解説します。
設備の点検表や保全記録は、多くの現場でいまも紙やバラバラのExcelで管理されています。記録すること自体はできていても、「たまった記録を集計して傾向を見る」段階でつまずく——これは製造業で非常によくある課題です。
Claude Codeを使えば、こうした点検・保全記録の集計や整理を自動化できます。記録を活かして「いつ・どの設備で・どんな異常が多いか」を見える化することで、故障の予兆に早く気づける体制に近づけます。
デジタル化の第一歩
まずは記録を「集計できる形」にそろえることから始めます。すべてを一気にシステム化する必要はありません。
- 既存のExcel点検表をそのまま集計対象にする
- 項目名や記入形式を軽く統一する(日付・設備名・点検結果など)
- 紙の記録は、まず入力しやすいExcelのひな型に置き換える
ここでClaude Codeに「点検項目がこれだけあるので、記入しやすいExcelのひな型を作って」と依頼すれば、入力フォーマットの叩き台も用意できます。大がかりな専用システムを買わずに、自社に合った形から始められるのが利点です。
集計と異常の抽出
記録がそろってきたら、集計を自動化します。想定シナリオはこうです。
- 各設備の点検ExcelをまとめてClaude Codeに見せる
- 「設備ごと・月ごとに点検結果を集計して、“異常あり”の件数が多い設備を上位から並べて」と依頼する
- さらに「前月から異常が増えた設備を目立つように」と条件を足す
- 出てきた一覧を見て、優先的に対応すべき設備を判断する
こうすることで、これまで見過ごされがちだった**「じわじわ増えている異常」に気づきやすく**なります。集計の手作業がなくなるだけでなく、記録を「見て終わり」から「傾向を読む」へと一歩進められます。
続けるための工夫
この仕組みを定着させるには、続けやすさが何より大切です。
- 記入する項目は最小限に絞る(現場の負担を増やさない)
- 集計は同じ形式のファイルを渡して実行するだけにしておく
- 月次の集計結果を、朝礼や保全会議で共有する習慣にする
- 担当者以外でも実行できるよう、手順を簡単なメモに残す
処理がスクリプトとして残るため、担当者が変わっても同じ集計を再現できます。これは、点検・保全という「人が代わっても続けなければならない業務」と特に相性の良い点です。
まとめ
点検表や設備保全記録は、デジタル化して集計してこそ真価を発揮します。Claude Codeを使えば、専用システムなしで記録の集計と異常の見える化を実現でき、故障の予兆に早く気づける現場に近づけます。
SOLEONは製造業の社外戦略室として、点検・保全記録のデジタル化から集計の自動化までを、現場の実際の記録を見ながら伴走支援します。「うちの点検表もまとめられる?」というご相談を歓迎します。